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松岡 慎一郎
Shinichiro Matsuoka

プロフィール

東京大学工学部産業機械工学科卒業。総合商社勤務へてADLに入社。 その後、経済産業省主管の官民ファンドであるクールジャパン機構にて、日本の伝統的な魅力で外貨を稼ぐミッションに従事。


結局は人、という話

ADLに入社した頃、もう15年も前になりますが、当時のコンサルティングファームは売りとして、「論理的思考力」といったものを前面に打ち出していました。今では想像しにくいですが、MECEとかイシューツリーとかの言葉さえまだ世の中に浸透していなかった時代です。
総合商社に勤務していた自分自身ももちろん、こういったスキルを身につけたくてコンサルティングファームへの転職を目指したのですが、ADLは当時からその先にあるもの、要は、論理的に分析して戦略を書いても、結局人が動かなかったら元も子もない、と強調していました。
なんだか他のファームとは毛色の違うことを言うなぁ、と感じた記憶があります。

Side-by-SideとMutual Respect

ADLには、Side-by-Sideという言葉があります。クライアントを動かすという一点を目指し、それぞれに思いのある関係者に寄り添い、何を・なぜやるべきか、お互いの意見のどこがどうずれているのかをじっくり議論しあう姿勢を指します。
そしてその背景にはMutual Respect、いたずらに対峙するのではなく、相手をまず尊重する思想が存在しています。
もちろん、リアルな世の中では、全てのステイクホルダーとしっかり共通認識を形作るような悠長なことはやっていられない場合も多いのですが、それでも、Mutual Respectの思想の元にSide-by-Sideで議論する姿勢はことを成す上での出発点として大切で、ADL時代にこれを叩き込まれたことがその後のキャリアにおいても本当に効いています。

もう一つの大切なこと

日本の企業は、調子のいいときは思い切りアクセルを、なにか躓くと一気にブレーキを踏むというのを、わりに短いサイクルで繰り返す傾向があります。
ここから抜け出すには、自分たちがどこに向かうのかを長い目で捉えて足元の行動を設計することが鍵です。View of the Worldと表現していましたが、ADLには、世の中の変化の主たるドライバーであるテクノロジーに対する深い造詣を活かして、将来どこを目指すかを描き出す得意技があります。
前述した、日々クライアントに寄り添う姿勢と、あえて視点を遠くに飛ばす洞察力をそれぞれ突き詰めて持っていることは、他にはないADLの特徴だったなと離れてみて感じます。

せっかくなので

過去のある時点に戻ってやり直すことは現在のテクノロジーではできないので、折々の自分の選択とは、一生向き合っていかなければなりません。
ご自身のView of the Worldは何か、そしてその中でADLとは何か、自らに深く問う機会を楽しまれることを。