採用情報 / 卒業生の声 / 小林 雅氏

小林 雅氏
Masashi Kobayashi

プロフィール

東京大学工学部船舶工学科(現システム創生学科)卒業。 新卒第二期としてADLに入社。その後、エイパックス・グロービス・パートナーズ(現GCP)、インフィニティ・ベンチャー・パートナーズを経て2015年10月独立


ADL入社の動機

東京大学工学部船舶工学科(現システム創生学科)に94年に入学、98年に卒業し、新卒第二期としてADLに入社しました。
工学部ではあったのですが、大学時代に受けた経済学部のゲーム理論の授業が非常に面白く、このまま工学部の大学院に行くよりも給料をもらって勉強する方がいいだろうと考え、就職を志しました。
もともと大学時代にベンチャー企業支援の勉強団体に参加するなど、ベンチャー企業やコンサルの仕事に関心があったのですが、新卒から大手ベンチャーキャピタル企業などのベンチャーキャピタルに入るというのは現実的ではなかったため、コンサルや金融業界(投資銀行業務)を考えるようになりました。
ADLを知ったきっかけは梅田さんのオープンイノベーションに関する記事。当時コンサルはリストラクチャリングが多かったのですが、ADLは当時から技術に強く、新規事業を中心に行っていたところに惹かれて、ADLに入社することとなりました。
当初はベンチャー企業も視野に入れていたものの、結果的にコンサルの方が潰しがきくという点でよかったと感じています。ベンチャー企業では何でもできるようになるものの、トップマネジメントの視点がどんなものかという視点や、体系的なスキルを身につけるのは難しいのではないでしょうか。

ADLでの仕事について

2001年6月に転職するまで、ADLに3年2ヶ月勤めました。
前半2年間は、大企業での新規事業に携わり、後半の1年間はある学校法人に1人で常駐し、インキュベーションを行うという経験をしました。
入社して2週間でクライアントにシリコンバレーの最新動向を説明することになるなど、元々関心を持っていたIT領域の仕事ができたことなど、楽しかった経験も多い一方で、業界によってはあまり関心のないものもあり、自分にとって好きなものに対して頑張ることが如何に重要かというのを感じる日々でした。
この期間にさまざまな領域の仕事をできたことで、自分が本当にやりたいことが明確になったように感じます。やりたいことを見つけるためには視野を広くもつ必要があって、環境が視野を広げるので、視野を広げられるような環境を探すことが重要だと思います。

ADL後のキャリア

前述の学校法人での経験から、しっかりした環境でベンチャー投資をしたいと思っていたところ、マネジメントスクールなど経営するグロービスのベンチャーセミナーに行ったことで、ベンチャーキャピタルを改めて意識するようになりました。
向いているかどうかわからないが、3年やって考えてみよう、と思い、エイパックス・グロービス・パートナーズ(現グロービズ・キャピタル・パートナーズ)にアソシエイトで入社。シニアアソシエイト、プリンシパル、パートナーと、2007年2月までの6年3ヶ月間勤めたのち、新しい事業を作り出す、ベンチャー企業により近いことをしていきたいと考えて、2008年の1月にベンチャーキャピタルであるIV(インフィニティ・ベンチャーズ)を立ち上げました。そして2015年10月からIVを退任し、独立しました。


ADLでの学び

ADLでの1番の学びはSide by Sideの姿勢。具体的にはクライアントに対して横柄な態度を取らない・クライアントと汗水たらして一緒に物事を作り上げる、といったことです。また、日本の製造業ならではの、現場重視・人を大事にするという文化も、非常に勉強になったと感じています。
こういった姿勢は今も仕事のベースになっていて、部下にもさん・君付けし、言葉遣いや態度に気をつけるなど、仕事のスキル以前に重要な部分が身についたように思います。
また未知のことに対してアプローチする際に臆さない姿勢も得たもののひとつではないでしょうか。
スキルとしてはインタビューや情報収集、問題解決・発見、構造化、概念図や表・グラフなどものの見せ方などビジネスパーソンとして必要な基礎力を習得できました。
文章を書くのも速くなるなど、どのような業界にいても社会人として必要な力を身につけるのに、非常に良い訓練であったと思います。
特に現在は、現場で戦略議論をする際にファシリテーションを的確に行える、議論内容をフレームや概念図などでわかりやすくまとめられる、対外プレゼンなどで明解な資料を作成できる、といった形で役立っています。

ADL志願者へのメッセージ

中途・新卒どちらに対しても、コンサルとしてずっとやっていくかどうか意識しておくこと、コンサルティング会社に入る目的を明確にしておくこと、その目的に合わせて何を学ぶかを明確にしておくことが重要です。
ある組織にいる限りは、そこで何を学ぶか・そこに何を返すかを常に意識すべきで、何も考えずにただ所属していては勿体無いように思います。
また、中途の人ほどキャリアパスイメージに合っているかどうかを考えて入る必要があると感じます。コンサルに一度移ってしまえば、自分が元いた日系大企業のポジションには戻れない、それでもいいのかという自問自答をした上で、入るかどうか決めるべきではないでしょうか。
また、常に「自分の身は自分で立てる」「生きる・稼ぐ力をもつ」ということを意識して、クビになったら・今辞めたらどうするかを考えておくことも大切だと思います。
人間は何かに属しているときはとても弱く、誰にどう評価されるかはっきりしているため、言いたいことが言えません。しかし、「自分の身は自分で立てる」意識をもっておくことで、これをやりたくない・これは違う、ということをしっかり考えることができます。
いつも自分の行動の目的を明確にし、自分の道を自分で拓いていく意識をもつことを忘れずにいていただければと思います。