ADLについて / ADLの特徴 / 戦略と世界観の構築

“失われた10年”の次に来たもの

失われた10年と揶揄された1990年代が過ぎ、薄明かりの先に見えてきたのは、かつてない程の不確実性を孕んだ世界でした。様々なセグメントが融合を進める中、以前は異業種に括られていた企業の間で覇を競う、あるいは、萌芽的な技術の勃興が市場におけるKSF (Key Success Factor : 成功要因)を一変させてしまう。そこには、パラダイムシフトと称すべき、かつてとは全く異なる環境が存在しているのです。
その中で成長の道筋を鑑みたとき、それはもはや、古きよき高度成長の中で描いた、これまでの自社活動の軌跡の延長に描きうるものではありません。さらなる飛躍に向けて各企業が踏み出すべき次の一歩は、(自社にとっての)“未踏を開拓する”色合いを有さざるをえず、そこではまさに“革新を視野にいれたチャレンジ”が求められるのです。

次の一歩、を踏み出すにあたり

ただし、次の一歩で描く道筋が自社にとってチャレンジングであればあるほど、道中にはだかる障壁も高く・多くなります。これはすなわち、チャレンジの達 成を目指す上で、つまづく可能性のあるポイントが拡大することを指します。“もう無理なんじゃないか”、“この辺でいいんじゃないか”という迷い・苛み が、最前線に立つ担当者、ひいては、マネジメントに携わる経営者の心中にも巣食いやすくなるのです。
各機能組織が岐路に迷ったとき、あるいは、経営として大きな意思決定が求められるとき、そこで必要となるのは、組織全体がよってたちうる、確とした判断 の基準です。すなわち、“どのような将来の見通しに基づき、どう戦えば勝てると読み、その為に各組織が何をなすべきか”が、そのチャレンジの前提として しっかりと固められていることが大切なのです。

自社ならではの “世界観(VOW*)” * VOW : View Of the World

ADLは、様々な企業の“世界観”構築を支援してきました。ただしこれは、単に今後世の中こうなる、というような普遍的・概念的なものではありません。 むしろ、クライアントがこれまでに蓄積してきた事業・技術の実績・強みを通して将来を大きく捉えたとき、継続的に勝ち残るために“自らが確立しておくべき 立ち位置”を描き出したもの、といえます。
関係する皆が仰ぎみうる自社のビジョン、ビジョンを紐解いた勝つためのビジネスコンセプト、そのコンセプト実現に際して必要となる組織能力、そしてその 組織能力の獲得の方策(社内でまかなうか、あるいは社外に求めるか)。これらを一連の、自社ならではの世界観: View Of the World としてつくり込むこと。この、“初期設計”の徹底こそが、万難を排し突き進む“実行力”の礎となる、そう我々は考えています。